新規現場着工(都立大学)
お世話になります。本日から新規現場が始まりました。今回の工事は下地・タイル・シール・防水・塗装工事を請け負います。建物規模は35世帯と大きくはありませんが、一つ一つの作業を丁寧に、かつ安全第一で進めていきたいと思います。
まずは下地・タイル工事の既存状態の調査から行いますが、この調査の打ち合わせが実はとても大事になります。作業員や現場監督さん、会社ごとによって、調査の仕方やマーキングのやり方など基準値が少しずつ変わったりする為です。普段からお付き合いのある会社さんでも担当が変わればこの打ち合わせは絶対に行います。ここでしっかり目線を合わせることで、調査後の工程もスムーズに進めることができます。
目線合わせをした後は、実際に調査をしていきます。調査をすることによって、見積数量より大きく増えたり、少なくなったり、様々なことが起こりうります。そうなった時、弊社では下記のような2-3パターンの提案を考えます。
増えてしまった場合は①すべての工事内容、②今後に向けて最低限やった方がいい工事内容、③予算内でできる工事内容
減ってしまった場合は①すべての工事内容、②余った予算でできる追加工事内容
あとは発注者様に決めていただくだけになります。予算の都合もあるともいますが、ここが詰まってしまうと後工程にかなり支障がでてきてしまい、工期を伸ばさなくてはいけなくなったりしてきますので、工事をやられている方や検討している方は参考にしてみてください。
方向性が決まれば補修工事に着手していきます。
下地補修はハンマーでたたく音が、タイル工事では電動工具ではつったりする音が響きます。恐らく工事内で一番になるくらいの騒音です。小さいお子さんやご年配の方が多い建物ではよりアナウンス(お知らせ)が大切になります。また、告知するだけではなく、アナウンスした内容をしっかり管理すること(時間外の作業をしていないか等)もとても重要です。その辺もしっかりとフォローしてくれる現場監督かどうかの見極めも工事が何事もなく進んでいく要素の一つです。
音や臭いに関してのクレームの中には、どうしようもないもの(工事ができなくなってしまう)も多々あります。0にするのは不可能ですが、最小限にすることは可能です。しかし、対応していくには別途手間や費用が掛かってきてしまいます。大抵ここにお金をかける発注者さんはいません。。。
いかにコストをかけず、住民さんや近隣の方に納得してもらえる内容で工事を進められるかは現場監督さん一人で、実はかなり差がでます。
職人さんの腕ももちろん重要ですが、その職人さん含め、現場をコントロールするのが現場監督さんだからです。
それでは今回も無事に工事を進めていけるよう作業してまいります。ご安全に。